
リアルタイムトレーシングとはどのような機能?
先日NVIDIAから発表された新世代グラフィックボード「GeForce RTX」でも対応する、「リアルタイムレイトレーシング」とはどのような機能なのか、気になっている方も多いと思います。
本記事では、どのような機能なのか説明していきます。
ですが、まずはリアルタイムレイトレーシングについて説明する前に、その驚異的な画質を確認することが出来るデモムービーをご覧下さい。
まるで本物の人間かと思ってしまう程の映像ですが、これは全てモーションキャプチャを使ったCGです。制作過程を撮った映像も公開されていますので、気になる方はこちらもご覧になってみて下さい。
ではその「リアルタイムレイトレーシング」とはどのようなものなのか。
簡単に言うと「リアルタイム」で「レイトレーシング」を行う機能です。
レイトレーシングとは、"光線などを追跡することで、ある点において観測される像などをシミュレートする手法"、つまりは物体同士の光の反射を計算して描くことで、リアルな画像を描くというものです。
下の画像を見て頂くと、具体的にイメージしやすいと思います。

このような表現をリアルタイムで描くことで、最初に紹介したようなとてもリアルで美しい映像描写が可能となっています。
更に、「GeForce RTX」ではゲームの対応状況にもよりますが、1080p/60fpsという高画質・高速度での描写が可能ということなので、その圧倒的なスペックが容易にお判りいただけると思います。
今後、リアルタイムレイトレーシングに対応したゲームが続々出てくることも予想できます。「GeForce RTX」によって、ゲームの時代がまた一歩前進することになるのではないでしょうか。
(2018/10/18追記)
「RTX 2070」のベンチマークテスト結果が公開されました。
(追記ここまで)
(2019/3/20追記)
「GeForce GTX 1060」以上の前世代グラボでもリアルタイムトレーシング対応となることが発表されました!
(追記ここまで)