
エックスサーバーで無料の独自SSLを導入
SSL化はSEOにも影響
2014年8月に「HTTPSを検索順位を決定する際の判断指標に利用する」とGoogleが公式に発表しました。
つまり、HTTPからHTTPSに切り替えることで「安全なサイトの証明」を行うことはもちろん、「SEO対策」にもなるということです。
当ブログはHTTPを使用していましたが、エックスサーバーでは独自SSLを無料で使用できるので、導入することにしました。
備忘録がてらに記載しますので、分かりにくいという方はコメント頂ければ回答させていただきます。
サーバーパネルでの設定
まず、エックスサーバーのサーバー側での設定を行います。サーバーパネルにアクセスし、
●ドメイン→SSL設定
をクリックします。
すると、「ドメイン選択画面」が表示されますので、
●SSL設定を行うドメイン名の「選択する」
をクリックします。
SSL設定を行う画面が出てきますので、上のタブから「独自SSL設定の追加」を選択し、サイトのURLを選択します。
当ブログの場合、「www.arc1220-blog.com」を選択しました。選択後は、「独自SSL設定を追加する(確定)」ボタンをクリックします。
「CSR情報(SSL証明書申請情報)を入力する」のチェックボックスですが、「CSR情報」とは組織名、部門名などの情報で、個人ブログであれば特に必要ありませんので、選択していません。
上記のように「SSL新規取得申請中です。」と表示されればOKです。表示にもあるように、SSLの設定が反映されるまで最大1時間程度かかるので、しばらく待ちます。(筆者の場合は15分程度待ちました。)
以上で、サーバーパネルでの設定は完了しました。
WordPressでの設定
次に、WordPressでの設定を行います。
●設定→「一般」
を選択します。

一般設定項目の中に「WordPressアドレス」、「サイトアドレス」がありますので、それぞれアドレスを
●「http://…」から「https://…」
に変更します。
ひとまずWordPressでの設定はここまでです。
httpsへのリダイレクト設定
上記までの手順でHTTPSへの切り替えはできていますが、HTTPでアクセス時にHTTPSにリダイレクトできる設定がありますので、手順を記載します。
まず、ファイルサーバーへアクセスします。
●「/[ブログ名]/public_html/.htaccess」
を編集します。
以下のコードを「.htaccess」ファイルの先頭に追加します。
<ifmodule mod_rewrite.c> RewriteEngine On RewriteCond %{HTTPS} off RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L] </ifmodule> |
編集を保存後、HTTPでサイトにアクセスした際に、HTTPSにアドレスが変更されれば完了です。
リダイレクトの設定は以上です。
内部リンクの再構成
最後に、ブログ内の内部リンクを再構成します。
具体的には、内部リンクで
●「http://[ブログのURL]」
となっている箇所をすべて、
●「https://[ブログのURL]」
に変更します。
手作業で行うことも可能ですが、ある程度ブログの記事を作っている場合、莫大な作業になってしまいますので、一括変換できるツールを使います。
「Search Regex」というプラグインを使用します。
プラグインを有効化すると、ツールの中に「Search Regex」が追加されますので、クリックします。
●Search pattern=「http://[ブログのURL]」
Replace pattern=「https://[ブログのURL]」
を記述し、「Replace」ボタンをクリックします。
すると、変換する候補文字列の一覧が表示されますので、表示された文字列に問題がなければ「Replace & Save」ボタンをクリックします。
以上で、SSL化は完了です。
問題がないかどうか、自分でブログにアクセスして確認しておきましょう。