
オンラインプレイにも対応したSteamボードゲームを紹介
みんなでテーブルを囲み、コミュニケーションを取りながら楽しむことの出来るボードゲーム。古くは「人生ゲーム」や「モノポリー」といったゲームがおなじみでしたが、近年では「人狼」などの会話系ゲームや「カタン」、「ドミニオン」といった戦略も問われるボードゲームも人気です。
そんなボードゲームですが、直接会わないと遊ぶことが出来ないという敷居の高さがあるのも現実。
そこで、今回はSteamでプレイできるボードゲームの中から、オンラインプレイに対応したものをピックアップして紹介していきます。
Splendor
2014年度のドイツ年間ゲーム大賞の最終候補にも残った人気ボードゲーム「Splendor 宝石の煌き」のデジタル版。
ルールの簡単さと会話を必要としないゲーム性から、オンラインプレイにも適したボードゲームです。戦略が重視されているものの、運の要素もあるため、「詰み」の状態になるプレイヤーが出にくいというのもおすすめな点。
日本語対応はされていないものの、ゲーム中に言語は必要ないのでご心配なく。
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Ticket to Ride(チケット・トゥ・ライド)
4大ボードゲームの一つとして挙げられる「チケット・トゥ・ライド」のデジタル版。
ゲームシステムは、自分のターンに「列車カードを引く」「目的地カードを引く」「列車カードを使って路線を引く」という行動の中から一つを選びターンを回していく。路線を引いたときに点数が入っていき、ゲーム終了時に獲得した点数が最も高いプレイヤーの勝利、というシンプルなものですが、「目的地カード」によって最後にボーナス得点が加算されるため、戦略が問われます。
こちらも日本語対応はされていないものの、ゲーム中に言語はほぼ必要ない(地名表記程度)ため、ルールを覚えてしまえば問題ありません。
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Scythe: Digital Edition
「サイズ - 大鎌戦役 -」のデジタル版。
・非対称性: 各プレイヤーはゲーム開始時に持つ資源と資産(エネルギー、コイン、戦力、民心など)、スタート地点となる本拠地、秘密の目的が異なります。こうした初期条件は各勢力それぞれ独自のもので、非対称ゲームとしての性格を強めます。
・戦略: Scytheにおいて、プレイヤーは己の運命は己で決めることができます。秘密の目的カードを除けば、各プレイヤーにとっての運任せの要素は遭遇カードだけです。これはプレイヤーが新しい領地で住民と遭遇するために引くカードです。戦闘もプレイヤーが選択するもので、運や偶然の要素はありません。
・エンジンの構築: 建設能力を向上させて効率を上げたり、建物を建設して地理的優位性を確保したり、補充兵を徴兵して勢力を強化したり、メックを配備して敵の侵入を防いだり、領地を拡張してより多くの資源(タイプ・量)を獲得することができます。この側面はゲーム全体に弾みをつけ、エネルギーを生み出します。経済や技術の発展の順序が毎回異なるので、同じ勢力を選んでも毎回違うプレイ体験が楽しめます。
運の要素はほぼなく、戦略がものをいうゲーム。
実際のボードゲームでは、1プレイに2時間程度かかってしまうため、気軽に遊べないという欠点があります。が、PCでプレイする場合には、もう少し手軽にプレイが出来るのが良い点ですね。また、日本語対応も行われています。
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Carcassonne - Tiles & Tactics (カルカソンヌ)
4大ボードゲームの一つ「カルカソンヌ」のデジタル版。
順番にシャッフルされたタイルカードの中から1枚を引いていき、地図に矛盾が出来ないように配置を行っていきます。配置したタイルには自分の駒を置くことができ、道や城が完成した際には駒が得点になります。
得点の加算方法が少しややこしく感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、2、3回プレイすると覚えることが出来るかと思います。
日本語対応は行われていないですが、こちらもゲーム中に言語を必要としないため、問題なくプレイすることができます。
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Love Letter (ラブレター)
シンプルながら、戦略的に、そして何より運が大切なカードゲーム「ラブレター」のデジタル版。
・シンプルなルールと素早い進行で数々の賞を受賞したカードゲーム「ラブレター」の公式アプリ
・プレイ人数:1~4人
・AIを相手に1人でも楽しめるシングルプレイヤーモード、友達同士で対戦できるローカルマルチプレイヤーモード、世界中のプレイヤーがライバルになるオンラインモード
・宮廷に仕える8種類のキャラクターが描かれた全16枚のカード:衛兵、僧侶、男爵、女中、王子、王、伯爵夫人、そしてもちろん姫
ゲーム終了時に手持ちのカードの点数で勝負をするのですが、点数が高いカードほど効果が弱くなっていく、という特徴があります。プレイヤー同士の駆け引きがあるのも面白い点で、1プレイが5分あれば終わるため、リプレイ性が高いゲームです。
ちなみに、「ラブレター」は様々なイラストレーターによって描かれていますが、筆者はこのデジタル版のイラストが最も気に入っています。
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Gremlins, Inc.
今回紹介するデジタルボードゲームの中では、唯一オリジナルのゲームです。
Gremlins, Inc. は最大 6 人のプレイヤー向けゲームで、多人数モードとシングルモード(AI 対戦)が選べます。各プレイヤーはそれぞれ 6 枚のカード(同じデッキから補充)を渡され、それらを使ってプレイフィールド上を動き回り、様々なアクションを実行します。
他のプレイヤーとの関わりが多く、デュエル戦は 3 人対戦や 4 人対戦のゲームとは大きく異なります。ゲームは指定されたスコア値に達する、指定のラウンド数までプレイできる、もしくは指定された制限時間を超えるように設定できます。
本作ではカスタムとランカー (評価に応じたマッチング)の二種類のゲームセッションが選べます。
ルールを自分で設定することができるのが良い点で、短い時間で気軽にプレイするもよし、長い時間をかけてより戦略的にじっくりプレイするもよし。
また、オフラインのシングルプレイでもミッションが課せられたモードがあるため、しっかり練習を重ねることができるのも嬉しいですね。
日本語対応も行われていますので、ルール説明もわかりやすいものとなっています。
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ウイングスパン
2019年の「ドイツ年間ゲーム大賞・エキスパート大賞」と「ドイツゲーム大賞」を受賞したボードゲーム『ウイングスパン』のデジタル版。
オンライン対戦はもちろん、ローカルマルチによる対戦プレイも可能となっており、手軽にプレイすることが出来ます。
・最高の鳥を発見し誘致するのが目標の、気持ちが安らぐカード戦略ゲームです。
・最大5人プレーヤー用のシングルプレイモードとマルチプレイモードを実装。
・受賞歴があるデッキ構築・エンジンビルド系ボードゲームに基づいています。
・アニメーションで動く数百種類の個性的な鳥たちと、収録された本物の鳥たちのさえずり。
・鳥、ボーナスカード、ラウンド終了ゴールなどポイントを稼ぐ方法はさまざま。
デジタル版ならではの要素として、カードに描かれた鳥が動いたり、本物のさえずりが収録されていたりと、ボードゲーム版とは違った魅力があるゲームとなっています。
また、プレイ中に登場した野鳥を閲覧できるコレクション要素も備えていますので、是非全170種類の鳥たちをコンプリートしてみましょう!
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Catan VR (カタン)
最後に挙げるのは、こちらも4大ボードゲームの一つで、世界大会も開催されるほど人気の「カタン」のデジタル版。
VRタイトルということで、オンラインプレイでも実際にテーブルを囲んでいる感覚でプレイすることが出来ます。
筆者としては「カタン」はコミュニケーションも必要なゲームのため、オンラインプレイには適していないのではないかと思っていましたが、評価はなかなか高いようです。(本記事執筆時点「ほぼ好評」)
ちなみに、ルールはしっかり覚えておく必要があるため、ルール動画などを見て把握しておくのをオススメします。
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以上、オンラインプレイ可能なSteamのボードゲームを紹介しました。
上記以外にも、一部のゲームを除いて無料でプレイできる「BGA」というサイトもありますので、そちらでも楽しむことの出来るボードゲームがあります。
下記の記事で紹介していますので、チェックしてみて下さい。
デジタル版の良いところは手軽なプレイが出来るだけでなく、実際のボードゲームよりも安い値段で購入できる点にもあります。ボードゲームの購入を迷っている方でも、デジタル版でプレイしてみて気に入ればボードゲーム版を購入する、という使い方もありなのではないでしょうか。
「このデジタルボードゲームも面白いよ」というものがあれば、コメントで教えて頂ければ嬉しいです! 次回の紹介企画に役立たせて頂くかもしれません。