
昨今のトレーニングブームもあり、体を鍛えたい、ダイエットしたい、などの理由でジムに通ったことがあるという方は多いのではないでしょうか。
しかし、次第にモチベーションが下がったり、行く回数が減って結局辞めてしまったりと、続けることがなかなか難しいのも事実。
今回は、ジムでの運動を続けるためのモチベーションを維持する方法を筆者の経験をもとに提案していきたいと思います。
どうぞ最後までご覧下さい。
方法1.習慣づける
いきなり「習慣づける」とは本末転倒じゃないか!
と思ったあなた、ちょっと待ってください。ジムを続ける一番手っ取り早い方法がこの「習慣にする」というものです。
毎日歯磨きをする習慣や朝一番に顔を洗う習慣がある方は、それをしなかったとき、どこか気持ち悪さを感じるのではないでしょうか。
それを「ジム」に適用するだけでいいのです。
ある事柄を習慣にするには、以下の3つのことを意識すると比較的実現しやすくなるといわれています。
・難易度を低く設定する
・小さな変化を楽しむ
・誘惑を排除する
難易度を低く設定する
これは、例えばトレーニングをしていない人がいきなりベンチプレス100kgを上げようとしてもまず無理です。そして、100kgを目標にした難易度設定を最初に行っても目標が高過ぎてこれも難しいと思います。
そこで、まずは20kgを15回やってみる、それをクリア出来たら次回は25kg、という具合に、徐々に少しずつ目標を上げていくというやり方です。
成功体験は物事を続けるのには、絶対に必要な要素となりますので、毎回ちょっとした成長を感じてみましょう。
小さな変化を楽しむ
変化がないこと、それはつまりマンネリです。
何をするにしても、マンネリ化してしまうと段々と続けるのが億劫になってきます。そこで、例えば毎回トレーニングの順番を変えてみたり、1か月おきにメニューを1、2個変えてみたりするだけでメリハリが生まれます。
「飽きないようにする」、シンプルですが結構大事なことなのです。
誘惑を排除する
トレーニングをする時間を作ろうと思った時、必要になるのが「時間」です。
「ジムに行く時間がない!」という方がいらっしゃるかと思いますが、自分の生活を見直してみて下さい。本当にそうでしょうか。(本当に時間がない方、余裕がない方もいらっしゃるでしょうが…)
特に見たくもないテレビ番組を1時間何気なく見ていたり、スマホでSNSやネットを目的もなくだらだらと見ていたりしませんか?
もちろんそういった時間もストレス解消に大切なこともあるでしょうが、大半は「無駄な時間」だと思います。
「無駄な時間」は積極的に削って、習慣付けに充ててみてはいかがでしょうか。
ちなみに、物事を習慣化するには平均で
「66日」
かかるといわれています。人によって誤差はあるでしょうが、まずは2か月間、多少辛くても続けてみましょう。

方法2.ライバルを作る
自分の能力を伸ばすには、ライバルの存在は欠かせないものです。
「あの人に負けたくない」
「あの人も頑張っているから自分も頑張ろう」
といった気持ちは必ずモチベーションに繋がります。
一緒にジムに通っている人がいれば、その人をライバルにするのが良いでしょう。しかし、一人で通っている方は、「ライバルなんか作れない」と思われるかもしれません。
そんな方は是非以下の方法を実践してみて下さい。(実際に筆者が行っている方法です。)
今日だけのライバルを設定する
近くでトレーニングをしている人を見つけ、頭の中で勝手にライバルとして設定する、という方法です。
・その人より多い回数トレーニングを行う
・その人より重い重量を扱う
など、自分を追い込む材料にしましょう。
先週の自分をライバルにする
時間帯や施設によっては、自分以外誰もいない環境でトレーニングをしている方もいらっしゃるかと思います。
そんな方は、先週の自分をライバルにしてみましょう。
毎回トレーニング実績を記録していき、先週より1セット多くこなしてみたり、重量をほんの少し上げてみたりすることで、成長を感じやすくなる方法となっています。

方法3.脳内彼氏・彼女を作る
異性を意識することで「PEA(フェニルエチルアミン)」という脳内物質が分泌され、さらにPEAには意欲や集中力を高める「ドーパミン」の濃度を上昇させる働きがあります。
「ドーパミン」とは脳の快楽物質で、濃度を上昇させることでやる気が出る、幸福感を感じるなどの作用がありますので、トレーニングする際にも有効な方法になります。
実際に恋人がいる方はトレーニング中、やる気が出ないときは目をつむって思い浮かべると良いと思います。
また、彼氏・彼女がいない方は、ジムにいるカッコいい人や可愛い人をその日1日だけの脳内彼氏・彼女に設定してみても良いかもしれません。「自分が頑張っているところを見せたい!」という意識があるだけでPEA分泌の手助けになるはずです。

方法4.人目を気にしない
筆者がジムに通い始めた頃によくあったことなのですが、
「筋肉ないのに筋肉ある人達の中でメニューをこなすのが恥ずかしい」
「目立たないようにこっそりトレーニングしたい」
と思っていました。
ですが、逆の立場になった今になって思えば、
「始めたばかりなのに頑張ってるな」
と思われるくらいで、ネガティブな印象を与える心配は全くないことに気づきました。
人目を気にしなくなってからは、時折高重量を扱うときはうなり声を出すこともあるくらいになってしまいました。
"さすがにそれは恥ずかしい"という方も多いと思うので、真似しようとは言いませんが、それほどまでに人は気にしていないものです。

方法5.初期投資を怠らない
トレーニングに関わらず、何かを続けるとき、それに対する費用をいくら掛けるかによって継続できるかどうかが決まると思っています。
何か趣味がある方は、どれだけお金を掛けてきたかを考えてみるとピンとくるのではないでしょうか。
トレーニングについて言うと、ジムの費用を払っている時点で初期投資はクリアしているとも言えますし、そうでないとも言えます。理由は、ジムの費用はあくまで「場を提供してもらっている」だけに過ぎないので、「最低限の費用」に過ぎません。
それ以外の費用として掛かる
・トレーニングウェア
・トレーニング用グローブ
・プロテイン
などは、ケチらずに少し良いものをまず買ってみましょう。せっかくいいものを買ったのだからもう少し続けよう、と思える気持ちが大切です。
プロテインに関しては、当ブログでも説明した記事がありますので気になる方はご覧になってみて下さい。
プロテインとはどんなもの?飲むなら何を基準に選べばいい?
まとめ
以上、筆者の考える、「モチベーションを維持してジム通いを続けるための方法」でした。
本記事が、これからジムに通おうと思っている方や、最近通うのがめんどくさくなってきた方のためになれば幸いです。
また、今回書いたもの以外にも、人それぞれやる気を出す手段はいくつでもあると思います。自分に合った継続論を見つけてみて下さい。