
「Raspberry Pi 400」の発売が発表!
Raspberry Pi 4を組み込んだキーボード型のデバイス「Raspberry Pi 400」(ラズベリーパイ400)が発表されました。
Raspberry Pi 400単体での価格は70ドル(約7300円)、マウスや電源ケーブル、HDMIケーブル、SDカードをセットにしたキットは100ドル(約1万500円)となっています。(※いずれも海外での価格)
日本での発売は2021年以降を予定しているということ。

キーボード型PC「Raspberry Pi 400」とは?
「Raspberry Pi 400」は、Raspberry Pi 4をキーボードに組み込んだPCとなっています。普通のPCと同様に、ディスプレイやマウスをつなぐことが出来ます。サイズは286×122×23mmで、日本語配列にも対応予定。
OSは、Linuxベースの「Raspberry Pi OS」。クアッドコア・64bitのプロセッサー「Broadcom BCM2711」を搭載し、無線通信や4K動画の再生にも対応しています。

プロセッサー | Broadcom BCM2711 quad-core Cortex-A72 (ARM v8) 64-bit SoC @ 1.8GHz |
RAM | 4GB LPDDR4-3200 |
コネクティビティー | デュアルバンドIEEE 802.11b/g/n/ac wireless LAN Bluetooth 5.0、BLE Gigabit Ethernet 2✕USB3.0ポート、1✕USB2.0ポート |
GPIO | 40ピン |
ディスプレイ、音声 | 2✕micro-HDMIポート(4K60対応) |
マルチメディア | H.265 (4Kp60 decode) H264 (1080p60 decode, 1080p30 encode) OpenGL ES 3.0 graphics |
SDカード | マイクロSDカードスロット(OSとストレージ用) |
電源 | 5V/3A(USB Type-Cコネクター) |
キーボード配列 | UK、US、DE、FR、IT、ES(2020年11月2日現在) ※2021年以降、日本語配列にも対応予定 |
サイズ | 286 mm × 122 mm × 23 mm |
RAMが4GBであることを考えると、グラフィック性能が要求されるゲームや動画編集といった用途で使うことは考えない方が良さそうですが、1万円程度で買えるPCとしてはかなりコスパが高いと思います。
また、個人的には電源がUSB Type-Cであることが推したい点です。現在主流のAndroidスマホにも利用されているUSBタイプのため、手軽に電源を確保できるのが良いですね。
利用するモニタはスピーカー内蔵の小型のものをチョイスすれば、持ち運びにも便利かと思われます。
「Raspberry Pi 400」は2021年以降、国内向けに発売予定です。